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艦船模型用金属飾り脚.T


お陰様で発売以来継続的な需要が有り、特に長期連休前には販売数が著しく増えるのが

艦船模型用の金属飾り脚です。

今年もGW前から販売数が倍増し、在庫を厚くして準備していた甲斐が有り深く感謝しております。


フルハルモデルには使用不可欠と言える部品ではありますが。

問題なのが材料費の急激な高騰で継続しての制作が不可能になったLサイズ(在庫分のみの販売)の対応でした。

製品を太くすることにより材料が太くなり価格が極端に上がってしまうのです。

従来のサイズ展開は、太さと長さを比例して大きくしていましたが、

今回のサイズは最大直径部となる底部分の直径は変えず、長さを大きくしたデザインとなっています。

当初は「格好悪くなるんじゃないかと」思っていましたが、デザインのバランス調整で克服できたと感じております。

サイズの呼びはtallの「T」としました。



各サイズの寸法詳細             

Lサイズは在庫が無くなり次第販売終了

(今の材料価格で製作すると価格は2500円以上になり、更に上がる可能性が有ります。継続しての販売を断念した理由です)


ANN-0041 ANN-0029 ANN-0030 ANN-0045 ANN-0040
サイズの呼び
SS
S
M
T
L
底部の最大直径
φ8mm
φ11mm
φ15mm
φ15mm
φ22mm
高さ
10mm
12mm
20mm
30mm
32mm
使用ネジ
-
M2.6×25
M3×35
M4×55
M4×60
価格(税別)
¥700
¥1000
¥1100
¥1500
¥2000(※)
表中の通り、Mサイズと同じ寸法の材料を使い、Lサイズに近い長さで設計。

また、それに伴い使用するネジも1サイズ上げています。



左:従来のMサイズ  右が新製品のTサイズ





長さを延長している関係で、ネジを1サイズ上げてM3からM4に変更



ANN-0045  艦船模型用金属飾り脚.Tサイズ Set ¥1500- (税別)
                                                          (ネジ/ナットを含む2個入り)

                               7月上旬発売開始予定



《取り付け方法に関して》


工作方などは、皆様も様々な方法で使用されて居ると思われます。

蛇足とは思いますが私自身が使用している方法を掲載しておきます。

初心者の方は参考にしてみてください。



A部分は接着程度では心許ないため強度のある方法で止めた方が良いでしょう。

私はナットをネジで仮締めし動かなくした状態で周囲をエポキシパテで固めています。

作品が何キロもあるような物で無い限り問題はないでしょう。

あまり恰好の良い物では無いですが、他人に見せる部分では無いですしね



Bの部分はネジの頭を沈める加工が必要に成ります。

大きな径のドリルを使う事も有りますが、私は木工用のこんな刃先の物を使用しています

肩の部分が直角なので、通常のドリルよりも適しています。

また木工専用なので申し分ありません。

これを使って貫通穴と沈め穴の2段を加工します。


木製のベースには、下記の順番で加工をしています

1.決めた位置に小径のドリルでガイドを兼ねた貫通穴を開ける。(船体の穴と合って居るか再確認)

2.裏側からネジ頭の沈め用のザグリを入れる。                               

(非貫通:穴の深さの目安としてドリル刃にテープを貼る等も良いでしょう)                

3.表側からネジを通す貫通穴を開ける(ネジの直径+0.5〜1.0mm程度)  

文面で見ると面倒くさそうですが、一般レベルのモデラーなら考えるまでも無い一連の作業と思います。        





また従来サイズ同様にバフ及び金メッキ処理は行っていません。

一般流通販売を行う都合上、価格を抑える為に職人作業が必要でコストの掛る工程を省いたのが理由です。

材質が真鍮ですから、時間とともに表面が酸化することは避けられません。

(逆に自然の風合いを求めるならが不要です)

表面の品質を保つ方法としては金属用の研磨剤で磨き、脱脂の後にプライマー及びクリアー塗料の塗布がお勧めです