AdlersNest

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このところ汎用性の高い部品の製品化を進めていましたが、今回は一転して決め打ち的な商品です。

R工廠/笹原氏からの依頼で動き始めました案件でした。
大和等に搭載されているシールド付き高角砲の砲身は、一般の12.7ｃｍ高角砲砲身の砲身部分を切り詰める必要が有り
本数を揃える事から専用の製品化を考えて欲しいとの事でした。
話を伺ったときは極僅かな誤差程度の違いと解釈していたのですが、頂いた資料から計算すると
その差は約２ｍｍも有ると言う結果が出ました。
この事により俄然やる気を起こし、従来部の形状もリファインして開発を行ったのが今回の製品に成ります。
搭載艦艇は大和型だけでは無く、蒼龍・飛龍に一基づつ、瑞鶴・翔鶴に二基づつ等、雲龍型や他にも
使用されていました。

短い事も有り、砲身シリーズとしては最小になります。



先端の太さはφ0.26ｍｍ程度になりますが、それでも砲口に見えるよう加工を施しています。
砲身に穴を開けると言った模型では当たり前の話でも、此処まで小さくなると
精密機械加工でしか行えないでしょう。


従来製品は砲の機関部に差し込むフルサイズで設計しています。


笹原氏が御自身で加工し、シールド付き高角砲に使用していた際の例


参考にT社の製品を確認しましたが
やはり明確な長さの違いは再現されています。


今回設計するに当たり、長さの調整だけでは無く
改めて形状の見直しなど、細かな再調整を致しました。
製品は捨てボス式に成ります。

ＡＮN-0035　1/700　40口径八九式12.7センチ シールド付き高角砲砲身
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（12本入）　￥1400（税別）
　　　　　　　　　　　　　　　好評発売中

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