1/700 50口径四一式15cm《15.2cm》砲 砲身
15.2cm砲は金剛型、扶桑型の副砲として舷側にケースメイト式に搭載されていました。
弊社の他のラインナップと違い、15.2cm砲の砲身だけは砲塔直前までの長さで製作を行っています。
(対象となるキットのキャンバスカバーの位置が明らかに短く、キットに合わせた砲身では意味をなさない事を考慮)
また長門型や伊勢型の副砲である14cm砲の砲身とは、口径も口径長も極めて近いためキャンバスカバーで
途中まで隠れる事を考えると実質的に共用することが可能です。
この製品は今までの砲身とは違い「キャンバスカバー前までの長さ」では開発していません。
その問題点は使用するキット側に問題が有るのです。
一般的に入手可能な図面で説明いたします。
下記は扶桑の副砲ですが、キャンバスカバーに半分以上被さった状態が確認できます。
Aの位置がキャンバスカバーよりも前に成る部分
Bの位置は砲身に段が有る位置
Cが副砲の砲塔直前(キャンバスカバーの終端)位置
それと比べてキット側ですが、各型ともキャンバスカバーが非常に小さく(短く)
従来通りのキャンバスカバーの位置に合わせた設計が行えなかったのでした。
下図の色分けの線は上の図のA.B.Cの長さに対応しています。
(下図左端の真鍮棒は比較用にBの長さに調整した真鍮棒)
このような理由も有り、今回は副砲の砲塔直前までの長さC(緑の線)で調整しています。
腕に自信があるようなら、キットのキャンバスカバー部分は大きく作り直すのが正解でしょう。
協力:笹原 大
ANN-0024 1/700 50口径四一式15cm《15.2cm》砲 砲身(8本入) ¥1000-(税抜)
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