
デザイナーズノート
このページは完全なる思い付きで作成しました。
ここに書くであろう内容は、開発の裏話などのネタになると思います。
余り意味のある内容にはならないと思いますが、思い入れの強い
製品などが発売した時は逐次アップしてみたいと思います。
執念のMG42遂に出荷(2008/05/29)
この商品は、言ってしまえば私個人の執念の製品と言っても良いでしょう。
模型用の部品で、此処までのこだわりが果たして必要なのかどうか?
旋盤での加工には恐ろしく不向きな形状ですが、このMG42は
私自身が是非とも製品化してみたいアイテムであったために、
無理は承知で此処まで粘り完成にまで漕ぎ着けました。

↑開発過程での最初の問題
どのように加工すれば本物っぽく見えるか?
寸法を入れただけでは全然それに見えませんでした。

↑丸から四角へ、そしてテーパーと肩のR
全てが問題で、加工方法を具体的に考え始めた頃のイラスト。
「丸は銃口過ぎて、四角へ変わるだろう♪♪」
この頃ずっと頭の中に流れていた音楽でした(w
形には成りつつも、加工を行うには各種制限があり
また実際に加工できるのかどうかは別問題。
このイラストを描いていたのは去年の1月の話です・・・・
今になって見てみると「何もかもが懐かしい」ですね。
機会がありましたら是非実物をごらんになってください。
今までの常識を超えた私の執念が伝われば幸いです。
スケール向け商品の第二世代(2008/01/25)
さて新作の2cm砲身ですが、お陰様で予想以上に好評のようですね。
早い所、再生産を入れないと品切れになりそうです・・・・
販売の経過を見ていると、専門店様だけではなく
一般のお店にまで波及しているようで嬉しい限りです。
旧バージョンの開発は、丁度二年前になるのですが、当時は
全てが手探り状態で、加工の限界を見つけながら
一つ一つ技術を蓄積してまいりました。
そしてブローニングM2辺りから、今までとは若干違う
「+αの要素」を開発に盛り込んだ製品展開になっています。
2周年記念モデルの節目にもなった2cm砲身は
全てにバランスが良くまとまり、其れでいながらコストも
上手くまとめる事が出来た、言うなれば自画自賛モデルです。
全世界を見回しても、並ぶ物の無い一品が完成したと
思っています、後はお客様の判断で採点してやってください。
常識とは時間が経つ事によって変わる物だと私は思います。
今までの常識を打ち倒すからこそ、仕事は楽しいのでしょう!!
AYA様、第10回オラザク選手権入賞(2007/11/26)
このことを何処から書きましょうか・・・・
根本的には、彩様が一人のお客様として弊社の製品を、
通信販売で繰り返しお使いだった事から物語は始まります。
新製品が発売になる都度、まとまったご注文を頂いており
「一体何にこんなに使っているんだろう?」と言う疑問が生まれました。
ある時、素朴な質問をしたわけですが、そこで使用されている
完成品の画像を始めて目にしたのです。
作風は、敢えて一言で表せば「美しい」。
汚さず、グラディエーションを使うわけでもないのに
非常に清潔で綺麗な雰囲気は独特なもので
今まで目にした事の無いものでした。
新しい作品が完成する都度、本HPのギャラリーへ
展示していただいているわけですが、夏ごろの話でしょうか
思い切って「オラザクに参加してみませんか?」と
私の方から持ちかけてみたのです。
機体の設定書は、非常に成り行き任せでは
有りましたが、私が10分ほどで書き上げたもので
悪乗り以外の物ではございません。
考えてみると、締め切りまで2ヶ月くらい手前の事でした。
製作は1ヶ月手前くらいの段階から始まりました。
何度か状況にあわせて設定を修正しながら、締め切り日ギリギリに
完成したのが、今回の作品なのです。
彩様も実力なら、私が余計な事をしなくても十分に
良い作品が出来上がることは間違いございません。
私がした事は、舞台の袖に呼んできて背中を押して
舞台に一人で立たせただけの事です。
唯一、名称で私のハンドルネームを使ってしまった事が
今となっては「参ったなぁ・・・・・」ですね(笑
今後の彩様の活躍に期待しております!!
久々のスケール物(2007/09/14)
デザイナーズノートの初回のネタはシステムバーニアで
去年の末のことでした。
それから、今までずっとキャラクター物の充実に努めて来た為
久々にスケール物として、ブローニングM2を発売いたしました。
「後回してはいなかった」とは言いませんが
言い出してから発売まで、実に1年以上掛かってしまいました(汗
その成果としては、充分に満足のいける製品に仕上がったと思っています。
本HPでも苦戦した開発経緯を逐次更新してきましたが
現在挫折しているMG42を除けば、此処まで手間の掛かった
製品は他にないでしょう。
他の製品でMG42マズルを除き、大抵は資料を基に
寸法を割り出し、バランスを整え熟成していきます。
しかしM2に関しては、本物に触れ、本物をばらし、マニュアルで
機構を知った上で設計したため、普通は見えない部分
まで知ってしまったのです。
今回は私の全力の仕事で、一切妥協はしていません。
生来のガンマニアが開発した模型用部品です。
その製品が是か非かは、お客様が判断なさる事ですが
私個人の意見としては「早くキャリングハンドルを
開発して付けてやりたい」これに尽きますね。
久々のミリタリー商品と言う事で、お客様、お店でも
確かなリアクションを感じる事が出来ています。
私の悪乗りを、お客様も喜んでくれる、仕事としては楽しい限りです!
海外分も好調で、ミリタリー物も順次発表いたしますので
お楽しみにしていてください。
初の販売終了宣言(2007/08/07)
う〜ん・・・・
なんて日の経つのは早いのだろう?
もうANは私以外は夏休み(早
例によって私には1日の休みもございません(泣
さて、盆休みがあるために今月の新製品は
通常より早くリリースいたしました。
タートルを除けば、サブバリエージョンなので
大した商品では有りませんが・・・・・
ACシリーズはこれで3作目になり、今回は材質の変更
だけではなく寸法の公差をギリギリまで詰めています。
あんな馬鹿みたいな形状でも公差は0.05mm(50ミクロン)です。
そしてシャープなエッジはACUをそのまま継承。
早い話が、このレベルの商品は最新のNC旋盤でないと
加工が出来ないのです。
一方、ABS版のACは最新の機械が使えない事情があります。
その為に1世代古い機械で加工を行う為、安価ではありますが
ACUやVの精度は出せないのです。
その為、この段階で「在庫が無くなり次第販売終了」
とさせていただきました。
売れ線のL/M/Sの在庫は充分に有るので
暫くは大丈夫でしょう。
1/18のタコの目は非主流なので、最低生産ロットで
作っても売り切る自信が無いので終了です。
7月の新製品群も出荷終了(2007/07/12)
お陰様で、新しい事務所に引っ越してきて4ヶ月程に
成りますが、早々と新設した部品棚が一杯になり
早くもレイアウトの変更を行ったりしています。
今回の話のネタは、お客様からのリクエストアイテムです。
今月のバルカンシリーズは、複数のお客様からのリクエスト
でしたが、そのままやっては些か芸が無い、と言うことで
多少アレンジしバリエーションを増やしてみました。
発売して数日経ちますが、想定していた以上の
通販でのご注文をいただき驚いています。
やはり、バリエーションって大切だなと、改めて感じました。
今回のバルカンのデザインは、実はかなりの種類の
デザイン案から絞り出した物です。
バレル.2はミリタリーのマシンガン風、バレル.3は
キュウリとか竹やりとか言われてますが(社内で)、
機体のR面に合わせて装備した時に真価を発揮します。
こんな形でも、お客様と私の間でのやり取りで
今まで無かった製品が出来上がるって、とても
素敵な事だと思います。
他にタービンブレード、サークレット等、一時保留に
成っている物もありますが、リクエストの残す所は
ビームサーベルのグリップくらいの物になって来ましたね!
ご意見ご希望がありましたら
遠慮なくお申し付けください。
連絡先 info@adlersnest.com
システムバーニアショートタイプ出荷(2007/06/10)
早いもので、システムバーニアシリーズの初手となった
レギュラータイプが発売されてから半年が経ちました。
そして、漸く三部作の最後となるショートタイプの出荷を終え
此れにて当初の目的は達成しました。
「実物が、在っても無いもの」ですから、せめて使用環境に合わせて
選べるラインナップを目標としていたわけですが、極端な
例を除けば、大抵の作品に選択して使用できると考えています。
シリーズの出来栄えも、量産品と侮られる事の無いレベルで
仕上がり、縁の薄さ0.2mmは伊達では有りません!
また外感も、仕上げの必要の無いレベルの面粗度で作られています。
「そのまま気楽に取り付けるだけで良いのです」
さて、今後の予定です。
折角バーニアを攻略したのですから、バーニアに使用できる
サブパーツの開発をスタートしています。
既に公開済みのもの、未公開のものもありますが
順次投入していく事になるでしょう。
ノズルも新デザインを増やしたいですね・・・

↑システムバーニア タービンブレード

↑バーニア基部(可動)
(詳細デザイン進行中)

↑デザイン案.1

↑デザイン案.2
へヴィーマシンガンバレル、出荷(2007/05/13)
私はメーカーが自社の製品に、完璧とか究極とか言う
言葉を使うのは馬鹿っぽくて嫌いです。
そんな物はお客様が判断することだし、技術も
日進月歩、明日には標準になってしまうかもしれません。
「AN1周年記念モデル」の名を冠した、今回のボトムズ向け
商品ですが、漸く発売間際まで漕ぎ着けました。
今回はまさに「シビレる様な仕事が出来た」と思っています。
去年のMG34《HD》も確かに凄いものでしたが、今回は
全てのクオリティー、私のこだわりをはっきり
見ていただけるサイズの製品に仕上がっています。
難航しているMG42も、出来上がれば凄まじい物に
なるでしょうが、所詮は目に見えない部分のこだわりなのです。
ご質問の多い、スコープドッグシリーズの1/20版開発ですが
リアルタイムでボトムズと接してきた私は、1/24から宗旨替え
する気は有りません。こだわりを燃料に開発する者にとって、
興味の無いものは全くやる気が起きないのです・・・・
久々の此方への書き込みです(2007/02/15)
この数日、リベットヘットの準備と引越しのドタバタで非常に忙しい
状態で過ごしました。 お陰で何とか本日無事にリベットヘットの出荷を
終え、次の仕事を始めたしだいです。
考えてみるとリベットの頭は、こだわらなければ非常に簡単に安く作れるものなのです。
その製法はプレスの一種ですがヘッダー加工を行えば1日ちょっとで10万個の
加工が出来るものなのです。 しかし、この加工ではどうしても半球形の頭は
綺麗に出来ない為、今回の様に挽き物で制作するという暴挙に出ました(汗
1台の機械で落ちる数は1日で3000本程度、また油や切子に混じった部品を
選別し洗浄をするため、手間も掛かります、重量を増加させ計量を確実にし、
首の曲がりや折れを防ぐ為に捨てボス式にしましたが、思った以上に
この部分に関しては成功と言えました。
一足先に試作を行い、ステンレス版もOKが出たため、バリエーションとして
よりキャラ向きのステンレス製も発表させていただきました。
真鍮の様に削りやすい材料と違い、ステンレスでリベットを削ると
いう考え方も本来なら間違いで、想定していた以上のコストに
なってしまいましたが、今後の弊社の製品にはどうしても必要な
「子部品」となる為、此処は素直に受け止めることに致しました。
(2007年2月15日 記載)
その第一弾はシステムバーニアです!(2006/12/28)
ラインナップに挽き物のバーニアを考えたのは、ABS晩のアーマーカラー
を発売した時期ですから2006年の4月頃の筈です。
5月には既に、使用する材質にステンレスかアルミかで検討が始まり
6月にはお客様の意見も取り入れ、アルミでの加工に決定しました。
初めからの開発コンセプトは
1.5種類の重ねが可能なこと
2.仕上げの美しさ
3.低価格の実現
実は、製品化までにはこの全てが最後まで問題でした。
余程、HDクラスの銃身の開発の方が簡単であったと言えます。
1.の問題はLLからSSまでの大きさの違いはかなりの物で
共通しての嵌め合いを実現し、一方ではリップの隙間が開き過ぎないように
それぞれの形状を細かく何度も変更。 奥の噴射口が寂しかったので
最終レベルで小穴を追加しました。
2.アルミの特性で外周は悩まず綺麗に挽けますが、内側をどうやって
簡単に綺麗に挽き上げるか、これは私が口を挟めるレベルではなく
色々とテストを行ってもらっての結果です。
3.本当は600円がターゲットでした。 材料の高騰も有りますが
私がこだわりすぎ、価格より品質とディテール重視にしたせいです。
気が付けば、発売がやっとこ12月に間に合ったという事ですから
如何に苦労したかですね・・・・
今回の好評を基にし、キャラ路線への開発にもかなりの力を回していきます。
バーニアだけを考えても、既に数種類のデザイン案は頭の中に
出来ていますので、今後の展開をお楽しみに!!

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